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仮想通貨USDT(テザー)の特徴と将来性|価格とチャート

 

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仮想通貨USDT(テザー)とは

 USDT(テザー)とは、Tether Limitedが発行するドルのペッグ通貨です。ペッグ通貨とは、ある特定の通貨とレートを固定した通貨のことです。USDTは米ドルとのレートを固定しています。簡単にいうと、ビットコインは5000ドルにも10000ドル相当にもなりますが、USDTは1ドルから動かないということです。

 

USDTがペッグ通貨である魅力は、ビットコインのボラティリティが高いところにあります。ビットコインには株のようにストップ高・ストップ安がないため、価格が不安定です。しかし、USDTは1USDT=1ドルからほとんど変動しないため、ビットコインなどの仮想通貨の価格が荒れていたとしてもUSDTは安定しています。

 

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通常の仮想通貨とは少し違うところはペッグ通貨であるというところだけでなく、中央集権的であるということです。先ほども言った通り、Tether Limited社が発行・管理をしているため、一般的な仮想通貨の非中央集権とは違います。

 

そのため、Tether Limited社がデータを改ざんしたり倒産してしまうとUSDTの価値は一気に0に近くなってしまうというデメリットもあります。

 

通貨名(通貨単位):Tether(USDT)

通貨発行上限枚数:104,951,468 USDT

システム(アルゴリズム):Proof of Reserves

公開日:20152

公式サイト:https://tether.to/

ホワイトペーパー:https://bravenewcoin.com/assets/Whitepapers/Tether-White-Paper.pdf

 

仮想通貨USDTを購入する方法

USDTは日本の取引所では馴染みがないですが、22の取引所で購入することができます。取り扱い取引所は少ないですが、採用されている多くの取引所で基軸通貨として扱われていることが多いです。

 

  1. Binance
  2. OKEx
  3. Huobi
  4. HitBTC
  5. Bittrex
  6. Poloniex
  7. ZB.COM
  8. Gate.io
  9. CoinBene
  10. Trade By Trade
  11. Upbit
  12. Kucoin
  13. Liqui
  14. Kraken
  15. EXX
  16. Bibox
  17. C2CX
  18. Cryptopia
  19. Exmo
  20. Coinut
  21. AEX
  22. Tidex

 

22の取引所の中で、1~6の取引所は取引高も多い取引所です。中国の取引所であるバイナンスはユーザーにも優しく手数料も安いため、日本人もバイナンスを利用していることが多いです。

 

HitBTCは取り扱い通貨が特に多いですが、まがいものが多いため初めて海外の取引所に参入するという人には少し難しいでしょう。また、HitBTCは本人確認がないまま無制限に引き出せるため、一度アカウントを乗っ取られると取り返しがつきません。

 

仮想通貨USDTの価格とチャート

 USDTの価格はドル建てで見ると本当に変動がありません。ペッグ通貨なので当たり前ではあるのですが、仮想通貨の銘柄の中にこう言った銘柄があるため、逃げ道になりやすいと言えます。

 

 

 

 

 

仮想通貨USDTの特徴

 USDTは米ドルのペッグ通貨で、仮想通貨の中でも特に価格が安定しています。それでは、USDTはペッグ通貨であるということ以外に、どのような特徴があるのでしょうか。

 

USDTは個人、取引所、企業にアプローチ

USDTは3つのレイヤーに価値を届けようとしています。その3つとは、個人・取引所・企業に対してです。

 

USDTの個人に対する影響

個人に対しては仲介人を必要としないで送金を可能にし、 資産の保管を簡単にします。ビットコインの知名度が世の中で高くなっており、ビットコインを保有する人が世界中に増えました。

 

その中にはトレードをして利益をあげるトレーダー、長期保有して資産を増やそうとする投資家、クレジットカードの手数料によって儲ける仲介者の存在を無くそうと努力する技術者、本当に仮想通貨に将来性を感じている哲学的な人など、様々な人が仮想通貨の業界に参加しています。

 

色々な種類の個人が業界に参入している中で、USDTは仲介手数料を必要とせず、匿名性もある程度ある語りでドルを取引できるようにします。資産を管理するにあたって、銀行口座を必要としないというのもUSDTの特徴です。

 

USDTの取引所への影響

次はUSDTの取引所に対しての影響です。取引所は、伝統的な金融システムを利用することによって預金や引き出しをする必要があります。昔から使われている伝統的な金融システムは預金や引き出しの段階で手数料が高く、送金速度が遅くなる可能性があります。

 

USDTを利用することで、ユーザーが自由な時間により早く、手数料は安価に抑えられたまま取引ができます。また、USDTの発行元であるTether Limited社に決済リスクを委託することにより、USDTの暗号を管理できます。

 

ビジネスに対するUSDTの影響

企業などビジネスにおいて仮想通貨を利用したい人たちは現在、国際的で幅広い決済手段がないことで困っています。USDTはそれらの企業の問題を解決します。 USDTは手数料を削減し、プライバシーの強化ができます。そのため、伝統的なシステムよりも手数料がかかりません。

 

 

仮想通貨USDTの将来性

USDTの特徴は個人、企業、取引所の3つの層に価値を提供するというものでした。USDTの値段は比較的安定すると言いますが、USDTの将来性はどのようなものなのでしょうか。ホワイトペーパーに書いてあることや世間で騒がれていることを見て、USDTの将来性を見てみましょう。

 

仮想通貨USDTにマルチシグ実装

USDTにはマルチシグを実装するという内容がホワイトペーパーに記載されています。USDTを保有しているユーザーはマルチシグを活用するによって、悪意のある人から自分の資産を守ることができます。

 

マルチシグというのは、自分の仮想通貨にアクセスする際の秘密鍵を複数に分割して管理し、1つの秘密鍵がバレても資産を盗まれないようなセキュリティ対策です。通常はパスワードは1つしかないですが、マルチシグ(multi signature)は複数のパスワードを持ち、複数の鍵によって資産やデータを管理するというものです。

 

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マルチシグによるUSDTへのメリットは、間違いなくセキュリティが向上することにあります。1つのパスワードを紛失したことで資産がなくなることもなくなります。マルチシグにおいては鍵は3つ以上作ると良いとされています。

 

鍵を3つ以上作り、そのうちの2つを使って情報を開くように設定すると、取引所が仮想通貨を盗まれた時でも自分の資産を取り返せる可能性がでてきます。マルチシグによって資産がなくなるリスクを抑えることができます。

 

一方で、USDTが取り入れようとしているマルチシグには課題があります。まず、マルチシグを利用するまでの設定が難しいということがあります。秘密鍵をいくつも作るため、通常の設定と比べて単純計算で倍以上の時間がかかります。

 

2つ目は、鍵の持ち主の特定についてです。鍵を分散することによって資産を守ると述べましたが、だれに鍵を預けるかが大切になります。組織として資産を管理するとき、マルチシグを利用しても自分以外の人が全員で資産を盗もうと考えていた場合、自分以外の手で資産が抜き取られるということもあります。

 

セキュリティが上がるのに対して課題も残されていますが、資産を盗まれることを考えれば手間は安いものだと考えられます。

 

 

USDTにスマートコントラクトを実装

USDTはスマートコントラクトを実装することをホワイトペーパーに記載しています。スマートコントラクトで有名hな仮想通貨はイーサリアムです。スマートコントラクトとは、契約を自動化するという技術です。現在、多くの大事な取引には売り手と買い手の他に第三者が仲介に入ることが多いです。

 

仲介に入る第三者は、その取引を証明する代わりに仲介手数料と称して少なくない額の値段をとっていきます。そういった取引にスマートコントラクトが活きてきます。スマートコントラクトによってブロックチェーン上に取引の内容を改ざんできない状態で書き込み、その契約を証明します。

 

スマートコントラクトが普及することによって、人の手が入っていた部分が解消されてヒューマンエラーが起こらなくなります。USDTはスマートコントラクト取り入れることで、取引をより簡単で安全なものにしようと考えています。

 

テザー問題

2018年に入ってから、テザー問題と呼ばれる事件がありました。USDTは、先ほども言ったように1USDT=1ドルというのが前提で発行される仮想通貨です。100ドルをTether Limited社に預けることで100USDTが発行されるような仕組みです。

 

その大前提があってUSDTはペッグ通貨として価値があるのですが、Bitfinexという取引所がただでUSDTを発行しているのではないかという疑惑が浮上しました。通常であれば100ドルを預けて100USDTに交換するところが、ドルを預けていないのにUSDTが発行されるという状況です。

 

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これではUSDTの大前提が成り立たないので、無料で発行された分のUSDTは価値を持たなくなります。Bitfinexという取引所はUSDTをただで23億ドル分発行し、市場に流しました。Bitfinexはただで発行したUSDTをビットコインの買い支えに投入していたというのがテザー問題です。

 

USDTを発行している会社とBitfinexのCEOが同一人物なので、内部で操作することはできなくもありません。Tether LimitedとBitfinexどちらの信用も落ちました。

 

USDTは信用を落としているが、安定している通貨

 USDTはペッグ通貨という特徴もあり、運営の信用が落ちても時価総額ランキングで15位につけています。BitfinexとTether Limitedの運営には少々疑問が残りますが、安定している通貨だと言えます。